当サロンの特徴に
離職率の低さがございます。

 

実は最初のサロンを開業して以来
離職率はずっと0。

 

それもあってか他のサロン様から毎年
多くのお問い合わせをいただきます。

どうしたら雇用環境を整備できますか?

辞めないようにどうしたらいいですか?

どんな風に働いてもらってるんですか?

 

こういった質問を多く頂けるのは

『模範になるような経営ができてる』

という表れだと
おこがましいですが思っています。

 

だからと言って

 

雇用環境を完璧に整備できてる

 

とは思っていません。

 

またスタッフに恵まれてきたことも
大きいわけですから今後もよりよく

できるよう改善をしていきたいと思います。

 

さて美容業界ではたびたび離職率の
高さが問題として話題になります。

 

厚生労働省の2023年度調査によると

 

 

美容師の3年以内の離職率は56%。

 

とても高い数値です。

 

では

 

なぜ美容業界は離職が高いのか?

なぜ当サロンは離職が低いのか?

 

をご説明していきます。

 

やめる本当の原因とは?

スタッフは何が理由で辞めてしまうのか?

 

辞めてしまう1番の原因は

 

🟠給与でしょうか?

🟠お休みでしょうか?

🟠拘束時間でしょうか?

 

ワタシはどれも違うと考えています。

 

スタッフが辞めてしまう理由は人間関係。

 

入社は条件で決まり
退社は人間関係で決まる

 

これが真実だと思っています。

 

🟠給与

🟠お休み

🟠拘束時間

 

↑確かにどれも大切な要素です。

 

コレが納得のいくものでなければ
スタッフは辞めていくでしょう。

 

ですがそもそもスタッフは求人の条件に
納得して入社を決めているわけです。

 

入社の条件と実際働いた時の実情が
異なれば離職につながるでしょう。

 

ですがそうでない場合は
条件ではないのです。

 

例えば給与25万だとします。

 

一般的に見れば低いですがこの条件で決めた
スタッフはコレで納得して入社してるわけです。

 

納得してなければそもそも求人の時点で選びません。

 

1度納得したら『条件』がやめる
キッカケにはなりにくいのです。

 

やめてしまうのは人間関係が理由。

 

人間関係が悪ければ給与が25万より
高くても辞めてしまうでしょう。

 

合わないスタッフがいる

店内が非常にギスギスしている

周りから陰口を叩かれるようになった

 

 

嫌ですよね・・・

 

今これを書きながらも昔のことを
思い出してしまいました。

 

私もずっと無視され続けた経験が
あるので本当に苦しかったです。

 

こういった人間関係で辞めていく・・・

 

それをサロン側が正しく
理解しておく必要があると考えます。

 

距離を空けることが解決の道

こういった問題が起きぬようにするため
距離のコントロールが大切になります。

 

距離というのは何も物理的な
距離ではなく精神的な距離なコト。

 

例えばうちの特徴として

当店の特徴

・全員が敬語

・個室サロン

・各自に1つワゴンを提供

・掃除は自分が使ったところだけ

・入社時期/年齢/売上の上下関係なし

にしています。

 

「当店はアットホームなサロン」

 

このように求人募集してるサロン多いですよね。

 

コレだけ見ると魅力ある求人です。

 

ただ実際に私がサロンを見てきた中で

 

距離が近いことで離職が起きている

 

ケースをまじまじと見てきました。

 

「ソーシャルディスタンス」

という言葉をコロナ以降、
耳にするようになりましたが

 

距離を空けることでお互い
いい状態で過ごせるのです。

 

これは精神的な距離も同じです。

 

そもそも距離が近いと

" 遠慮 "

がなくなってしまいやすい。

 

遠慮=他人に対し言葉や行動をひかえめにすること

 

私のサロンには距離が近すぎて
心を病んでしまった方がいます。

 

うちに入社される前は
心療内科に通っていたそう。

 

🟠「裸の付き合いも大切だ」
といわれシゴト終わりに温泉に行く

🟠シゴトおわりに深夜まで飲み会

🟠休日なのにスタッフのお家で寝泊まり

 

こうなってしまうと仕事との線引きが
なくなってしまい疲れきってしまう。

 

このスタッフさんは今ではうちで
とても長く働いてくださっています。

 

私自身はたまに声をかけるぐらい。

 

今では毎月感謝しかしておらず
ソッと見守るだけ。

 

このように距離を空けるというのは
とても大切なことだと考えています。

 

大変な環境についていけない

ここでアナタに質問です。

 

転職や就職というのは
カンタンなことでしょうか?

 

私自身20歳で入社をしその後
転職経験も何回かあります。

 

結論から述べれば

 

新しい職場というのはどこも大変です。

 

文字通り大変とは

 

「大きく変わる」

 

ことであり

 

『人は大きく変わること』

に少なからずストレスがかかります。

 

人間関係 → 大きく変わる

掃除の仕方 → 大きく変わる

薬剤の使い方 → 大きく変わる

職場のルール → 大きく変わる

使用する機材 → 大きく変わる

 

どうですか?

 

変わることばかり、
だから大変ってなる。

 

ですので入社時ってどこのサロンで
あろうが大変なハズなんですよ。

 

その証拠に入社3ヶ月以内のサロンの
平均離職率は70%を超えるそうです。

 

コレだけ離職率がたかいのは
入社3ヶ月が1番大変だからなんです。

 

例えば今まで

 

" 電話しか予約を受けてなかった "

 

それを

 

" LINEの予約に変える  "

 

としましょう。

 

コレ普通に考えたら

『便利』

になりますよね?

 

電話に10分費やしていたものがLINEで1分ですむ。

 

急に対応する必要がないから施術中でも
お客様の手を止めることがない。

 

そしてサロンにいる必要がない。

 

これは当サロンがスタッフさんが
楽になるよう取り入れた制度です。

 

ムダがなくなり時間も短くなり
生産性も向上する、だからラクになる

 

 

と思うじゃないですか?

 

 

そんなことないんです。

 

コレ大変じゃないかというと

 

実は本人からしたら大変

 

だったりするんですね。

 

人が1番楽なコトとは?

 

人が1番楽なことって何か?それは・・・

 

"  変わらないこと  "

 

なんです。

 

その逆で人がしんどいことって何か?

 

  変わること "

 

なんですね。

 

人間は本能的に変化を嫌がる生き物。

 

いくら便利になるとは言えやり方が変わればその人にとっては最初は

 

"  大変  "

 

に感じてしまうコトがあるんですね。

 

電話予約が9割 →ライン予約が9割

買い物はスーパー →ネット通販

以前は現金のみのお会計 →電子決済

 

どうですか?

 

これらは便利にはなるけど使ったことの
ない人からしたら最初は大変なんです。

 

みなさん使いやすい
ボールペンありません?

 

「これしっくりくるんだよな」

「なんか書きずらいなぁコレ」

 

"  ボールペン1本でさえ "

 

どんなに便利でも変わると
ちょっと大変なんです。

 

職場を変えれば環境も変わるわけだから
最初は大変に決まってるんですね。

 

つまり転職をするというのは大変なこと。

 

とはいえ、少しでも

『大変』

は減らしたいですよね?

 

実は大変は

 

「大きく変わろう」

 

とするから大変なんです。

 

ですので当店はちょっとずつ
変えてもらうことでこの

 

『大変さ』

 

を軽減しています。

 

温泉で例えましょう。

 

20度の温泉に入るのが目標だとします。

 

アナタの体温は36度。

 

お風呂で例えるならまずは
35度のお湯に浸かってもらう。

 

それから徐々に温度を下げていきます。

 

34

33

32

31

20

と慣らしていく・・・いきなり

 

36→20

 

水に入れるべきではないんです。

ですが通常のサロンはそうしようとします、

 

コレが3ヶ月以内の平均離職率
70%を超えてしまっている理由です。

 

いきなり冷たい(大変な)想いをしてしまうと
2度と水中(サロン)に戻りたくなくなります。

 

結果、離れていってしまう

 

つまり離職につながります。

 

大切なことは徐々に慣れること。

 

慣れる=たびたび経験して何とも感じなくなる

 

という意味。

 

だからこそウチは

・まずはモニター体験を入れたり

・オリエンテーションを入れたり

・カウンセリングのみの練習から始めたり

しています。

 

また当店の場合、最初の方は
お休みが多いのですがコレも慣れるため。

 

なぜこんな取り組みをしているのか?

 

それは私たちがアナタとのお付き合いを
短いスパンで考えていないからです。

 

みなさんと末長くお付き合い
できることを願っているのです。

 

ぜひ参考にしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

求人についてはコチラ

 

各ページ一覧